大江山鬼退治伝説


大江山には3つの鬼退治伝説が残されている
その一つが有名な酒呑童子伝説である。 これは能の演目『大江山』(五番目物の鬼退治物)にもなっている。 これらの伝説にちなみ、大江山の山麓にあった廃鉱となった銅鉱山跡に1993年(平成5年) 大江町(現在は福知山市の一部)によって日本の鬼の交流博物館が作られた。
江山の位置する丹後地方は古くから大陸との交流が深く、帰化人は高度な金属精錬技術により大江山で金工に従事、多くの富を蓄積していた、これに目を付けた都の勢力は兵を派遣、富を収奪し支配下に置いた。多分このような出来事が元になり自分達を正当化、美化しようとの思いから土蜘蛛退治や鬼退治伝説が生まれたのではないかとする説と同時に、帰化人が寄り 集まって山賊化して非道な行いをしたので鬼と呼ばれたという説もある。